そもそも、株主総会でのライブ配信とはどういったものか、経済産業省のガイドライン「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」を元にご説明します。
※このセミナーは4/17にライブ配信されたものを文字に起こしたものです。
動画でご視聴の方はこちらから御覧ください。
https://youtu.be/EhBrtDec9Zk
・アテインのスピーチプロンプター&ライブ配信サービス
プロンプターは演説原稿を映し出す機材で、最近では安倍首相やトランプ大統領などがスピーチに使用していることで一般にも浸透しつつあります。
このプロンプターが株主総会で良く用いられていることから、アテインでは年間で株主総会は50本ほど立ち会わせて頂いております。
この度コロナウイルスの影響もあり、もともと行っていたライブ配信の事業と株主総会関係の同業者様とも協力して、株主総会ライブ配信に取り組もうという運びとなりました。
総会のライブ配信は業界全体でも事例が少ないのですが、喫緊の対応が必要な業務であると考え、協力会社様と一つ一つ確認をして、事業を進めております。
・「ハイブリッド型バーチャル株主総会」とは何か?
コロナウイルスの影響で、株主様の安全面から、これまでと同様の株主総会ができないといった状況にあるかと思います。
3月開催の総会でも、総会自体を短めにしたり、マスク着用を義務としたり、マイクを消毒したりとさまざまな対応がとられましたが、
なにより一か所の場所に集まらないようにライブで開催するという企業様が非常に増えております。
株主総会は法律的にも延期できると政府からの発表はありましたが、 実際には基準日が変わり、株主様の不利益が被る可能性もあり、延期することは難しいのが現状だと思います。
オンラインでどこまでやるか。 法律的には大丈夫なのか。費用はどれくらいかかるのかなど。
疑問が多くあると思いますので、ひとつひとつご紹介します。
・参加型、出席型とは?
オンライン総会の種類について、
経済産業省が2020年2月末に策定した「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」を基準にしてご説明いたします。
株主総会は、完全にリアルで行う株主総会と、完全にネット、つまりバーチャルで行う株主総会、そのあいだに「ハイブリッド型バーチャル株主総会」が存在します。
実際に株主総会の場所を設けて行いつつも、その様子をネット上でも公開するというリアルとネットを両立させたタイプの総会となります。
このハイブリッド型バーチャル株主総会の中でも区分があります。
「ハイブリッド出席型と参加型バーチャル株主総会」です。
【ハイブリッド出席型バーチャル株主総会】
インターネット上で出席した株主が、リアルでの出席株主と共に審議に参加した上、 株主総会における決議にも加わるような形態が想定されます。
よってハイブリッド出席型は議決権行使をネット上で行う総会であり、質問や動議をもネット上で受け付けなければいけません。
【ハイブリッド参加型バーチャル株主総会】
事前行使をした株主がネット上で閲覧し参加をする総会になります。
質問や動議は会社法上では行うことはできないということになっております。
よってオブザーバーとしての参加という意味合いが強い参加方法になります。
我々は、現実的で取り入れやすいのはこの参加型の株主総会であると考えております。
・ハイブリット参加型バーチャル株主総会・運営上のポイント
参考)経済産業省 ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド
参加型の株主は、当日の決議に参加することができないと定めています。
よって書面や電磁的方法による事前議決権行使や、委任状等で代理権を授与する代理人による議決権行使を行うことが必要であり、その旨を事前に招集通知等であらかじめ株主に周知することが望ましい、と記載しております。
(2)参加方法
動画配信を行うウェブサイト等にアクセスするための ID やパスワードを招集通知等と同時に通知する方法や、 既存の株主専用サイト等を活用する方法などが考えられます。
いずれにしても参加方法を株主に通知する必要があります。
招集通知の中に記載する方法や招集通知に同封する方法などが想定されます。
(3)コメント等の受付と対応
参加型の場合は会社法上、株主総会において株主に認められている質問や通りを行うことはできません。
これについては、オブザーバーとしての参加なので会社法的には必要がないというところではありますが、
株主とのコミュニケーション向上を考えて、コメント等の受付を次のように取り扱うことを推奨しています。
・リアルの株主総会の開催中に紹介や回答する。
・株主総会終了後に紹介や回答をする。
・後日ホームページで紹介や回答する
また、上記の他にも総会開催中だけでなく、事前にコメント等受け付けて総会で紹介するということも推奨されています。
・アテインがハイブリット参加型を推奨するワケ
出席型のバーチャル株主総会は、個別の ID とパスワードを配布しなければいけなかったりと、本人確認によりシビアな条件が求められます。
株主様が閲覧するネット環境にも配慮する必要もあり、非常にハードルが高い作業であると考えます。
また極端に言うと、 動議を出すことも可能ですので非常にハードルの高いプラットフォームの開発が求められる、あるいは事務局の対応が求められますので、
アテインとしては、出席型ではなく「ハイブリッド参加型」を推奨します。
それでも、「出席型を導入したい」「もっと詳しく知りたい」という方は、 メールにてお問い合わせいただければと思います。
・参加型株主総会の配信方法
最も推奨されるのは専用の配信プラットフォームでの配信です。
セキュリティが高く、株主総会ようにインターフェースも開発しているので、 信頼性が高いものになっています。
費用を抑えるという意味では、YouTube やFacebook などのSNSプラットフォームで配信することが可能ですが、
広告が入ってしまったり、 セキュリティ的な問題もあったりと、企業の考え方にもよりますが様々なリスクが想定されますので、 株主総会では専用のプラットフォームを使用することがおすすめです。
・導入までのスケジュール
必要な期間は最短で1ヶ月と考えていただければと思います。
お打ち合わせはオンラインでも可能です。
一番重要なのは会場の回線のチェックです。
もしなければインターネットの工事を申し込まなければいけませんので、もしもすでにないということが分かっていればお早めに対応した方が良いかと思います。
既存の回線がある場合でも、スペック的に配信に適さないものをございますので、会場の回線チェックは必ず必要となります。
その後に、機器の選定やサーバー設定、必要な場合、回線工事の手配などを行います。
そして前日設営でリハーサル、本番、オンデマンド公開を行います。
また、本番前の期間で社内の会議室等を使ったリハーサルも別途対応可能です。
・アテインのバーチャル株主総会配信サービス
会場の下見から本番を経てオンデマンド公開まで、ノンストップで行うことができますので、 是非ご検討ください。
また、専用のプラットフォームを使用しておりますので、
・参加者一人一人にセキュリティーの高い専用の視聴URLの発行
・ライブ時の視聴者からの技術的な問い合わせ対応
・出欠・質問、アンケートなどのログデータ納品
・配布資料ダウンロード機能
など、必要な機能がすべてパッケージとして含まれております。
金額についてですが、 同時に閲覧する人数(同時接続数)と配信時間によって、かなり金額が変動します。
一番安いプランでは同時接続500人、配信時間60分までで150万前後というプランがございますが、
お客様のご要望にによって現場でのカメラ等収録体勢も含めたご提供、同時視聴人数やオプションなどオーダーに合わせてご提案いたしますので、 あくまで費用感として、 検討していただければと思います。
料金表やサービス概要の送付の他、お見積りの依頼やご質問等も受け付けておりますので、 お気軽にお問い合わせください。
・ご注文はお早めに
現在、株主総会配信の需要は急増しており、それに対して各社のインターネット上の配信サーバーのリソースは枯渇しつつあります。
弊社もサーバーの増強に努めておりますが、リソースがいっぱいになりましたら新規の配信を受け付け出来なくなる可能性もございます。
株主総会配信をご検討いただく場合は、お早めにご相談ください。
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アテイン株式会社は、
ライブ配信事業を行っています。
〈URL〉http://www.attainj.co.jp/production/livestreaming.html
企業の大規模イベントから、社内向けライブ配信まで、
幅広くお受けしております。
プロンプターのセットパッケージもございます。
詳しくは、アテインまでお問い合わせください。
info@attainj.co.jp
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