人気の記事

第3回オンライン株主総会導入セミナー

株主総会に、ライブ配信を導入をお考えの皆様へ。
アテインでは、これまでの株主総会の経験や、映像制作・ライブ配信のノウハウを活かし、株主総会ライブ配信とスピーチプロンプターのセットプランをご用意しております。
今回は第1回、第2回セミナーの総まとめ。アテイン総会配信サービスへの、皆様からのより具体的なご質問にお答えします。





※このセミナーは5/1にライブ配信されたものを文字に起こしたものです。
 動画でご視聴の方はこちらから御覧ください。
 https://youtu.be/iON_Puz-4Xs


・これまでのセミナーのおさらい


▶第一回セミナー「バーチャル株主総会と導入スケジュール」(リンク)

第一回では、経済産業省の「ハイブリッド型バーチャル株主総会実施ガイド」に沿って、
出席型・参加型の違いと、弊社が推進するハイブリッド参加型バーチャル株主総会のコンセプトについてご説明しました。

出席型は、中継中にオンラインで議決権行使や動議の提出および質問が可能な、
実際の株主総会に出席しているのと同じ権限を有する、オンライン型株主総会です。

参加型は、従来と同様に、事前に書面やインターネット上にて議決権を行使した株主が、会場に出向くこと無くオブザーバーとして会場の様子を視聴する株主総会となります。

参加型では中継中にオンラインで議決権行使や動議の提出および質問を行う権限はありません。
ただし、株主の満足度向上のために、質問は受け付け、総会の途中、もしくは後日ホームページ等で回答することを、経済産業省のガイドラインでは推奨しています。

会社法では、株主総会は開催場所に株主が出向き出席することを前提としており、ライブ配信の視聴を出席と見なす行為、オンライン上での議決権行使や動議の提出および質問を
リアルタイムで行うという想定が無いため、現時点で出席型のハイブリッド型バーチャル株主総会を開催する上では、法律上の瑕疵を含めて慎重に検討を行う必要があります。(5/1現在)
この点に関しましては、先日4月28日に開かれた政府の規制改革推進会議において、新型コロナウイルスの感染防止対策の一環として、企業活動や行政手続きのオンライン化を含む規制緩和が議論され、特に喫緊の課題として株主総会のオンライン化を具体的に検討するよう指示が出されましたので、今後スピード感を持って株主総会のオンライン化が推進されると思われます。

▶第二回セミナー「専用プラットフォームの仕様と模擬総会」(リンク)

第二回では、現在多くの企業が採用しつつある「ハイブリッド参加型バーチャル株主総会」を、弊社の提案するオンライン株主総会用プラットフォームを使用して実際に模擬総会を開催し、セミナー参加の皆さまにご体験して頂きました。
また、弊社で取り組んでいるセキュリティレベルの高いオンライン株主総会の実施についてもご説明いたしました。
ユニークURLの活用についてや、招集状への記載内容など、具体的にご説明いたしました。



・現在の社会状況から見る株主総会の行方


4月7日に政府から東京、大阪を含む7都府県に、緊急事態宣言が出されました。
緊急事態宣言は、店舗の営業や集会を伴うイベントを強制的に禁止できる物ではありませんが、コンプアライアンス上、これらの行為を企業が行う事は事実上困難となりました。

この緊急事態宣言を受けて、株主総会の準備をされている皆様は、開催内容の方向転換を余儀なくされたことと思います。

4月16日には緊急事態宣言の対象が全国に拡大され、地方での開催を予定している企業も
その影響を免れない状況となっています。
ホテルや施設側が、5、6月のホールや宴会場利用を全てキャンセルする事案も実際に発生しています。
対応策として、株主総会の会場への株主の出席の制限についても度々ニュースで見られるようになりました。

その様な場合、インターネット中継によるオンラインでの株主参加の機会を設けているか
設けていないかで、株主の企業に対する評価が大きく分かれることとなります。

先日ある企業が、開催予定の会場が直前に使用できなくなり、自社会場で総会を行うことになりました。
当初より狭い会場・来場株主数の制限・オンライン総会も導入もなしでの開催だったため、「株主のガバナンス無視ではないか?」と声が上がったと、報道もございました。

4月の開催でしたので、おそらくオンライン総会の準備時間がなかったのだと思いますが、企業としては、ライブでも、オンデマンド公開でも、何かしらの対応をする姿勢をとることが求められるのではないかと、弊社としては考えております。

ですので、総会規模縮小を考えた際に、株主の出席制限だけでは済ませずに、
ハイブリッド型オンライン株主総会開催を検討する企業は更に増えると予想されます。



・導入までのスケジュール


改めてオンライン株主総会開催までのスケジュール感をお伝えします。

まず、会場のインターネット回線の準備が必要になります。

もし会場にインターネット回線が無い場合、もしくは社内回線がファイヤーウォールで通信を規制されていて、解除する事ができない場合は、新たに中継用の回線を引かなければならない場合があります。

また、配信中の事故を回避するため、回線の冗長化を行うためには、中継用の回線を2本用意する事が必要となります。

新たに回線を用意するには、工事やプロバイダ契約など、少なくとも会場を使用する1ヶ月前にはそれらの発注を行う必要があります。

またオンライン株主総会参加への誘導を伴う招集状の作成等、物理的時間的制約を考慮すれば、ハイブリッド型オンライン株主総会開催の意思決定のタイミングは5月第三週までがタイムリミットと考えます。
これは、どの配信プラットフォームを使っても、どの業者に発注するとしても同様の問題ですので、十分にご注意ください。



・質問と回答


これまでに皆さまから寄せられましたご質問にお答えします。

質問①「配信機能の中に資料のダウンロードが出来るとの事でしたが、ライブ中にダウンロードできるのでしょうか?その際ダウンロードボタンなどが画面に出るイメージですか?」



弊社の採用する配信プラットフォームでは、視聴画面右上にメニュータグが常駐しており、そこをクリックすることで資料ダウンロードのボタンが現れます。
このボタンから視聴中いつでも資料をダウンロードすることが可能です。







質問②「他の方の質問内容が見れる場合は、どのようなイメージになりますでしょうか?」


まずシステムの機能としては、任意の質問内容を画面上に表示する
ことが可能です。
その際は画面左上にテキストで表示されます。

株主総会配信で質問を受け付ける場合、事務局側の任意のタイミングで
「質問ボタン」を画面左下に表示する
ことができます。
このボタンを指定された制限時間内に
押すと、入力フォームが表示され、
質問を投稿することが可能です。

投稿された質問は事務局側のダッシュボードに一覧で表示され、CSVファイルとしても書き出せるので、事務局で精査した上で配信中に議長よりお答えするか、終了後にホームページ等に掲載するか、個々の判断で行う事になります。


質問③「議長が喋っている間に、決まっている内容のテロップを出すことは可能でしょうか?」


テロップを入れる機材を加えることで可能となります。


質問④「動議の扱いについては、受け付けられない旨、招集通知に記載するという事で良いでしょうか?」


参加型のオンライン株主総会を行う場合、議決権の行使は事前に行う事、動議の提出は
オンラインではできない事を明記する必要がございます。


質問⑤「iPhone で 視聴させていただきました。質問マークおよび、メニューボタンも出ていませんでした。視聴推奨環境を教えて下さい。」


【OS】
Windows 8.1 / 10
Mac OS 10以上
【ブラウザ】
Chrome 、Firefox 、Edge 、
IE11以上、Safari 9以上
【スマートフォン】
Android 5以上 (Chrome 最新) 、
iOS 10以上 (Mobile Safariが
正常に動作する環境)
【通信速度】
下り 3 Mbps、上り 1 Mbpsが安定している環境 






質問⑥「ユニークURLでは同時に複数の端末で視聴できないと言う事ですが、実際に同じユニークURLで本番配信中、時差的にアクセスした場合の挙動はどうなりますか?」


ユニークURLは誰に配布したのかという部分を確実にするために、重複の視聴はできないようになっています。
仕組みとしては、後優先で重複排除を行うので、先に見ていたデバイスには「別のデバイスから接続がありました」というアラート表示がされ、映像が見れなくなります。
なので、同一人物が途中でスマホからパソコンにデバイスを変えたい場合は、ご自分の管理のなかで後優先なので、問題はありません。


質問⑦「配信のコストを考えるとYouTubeではダメでしょうか?」

質問⑧「配信した動画を無断でアップロードされたり拡散されたりしませんか?」


こちらは合わせてお答えします。
YouTubeに関してですが、
・株主総会主宰者が株主以外にも広く一般に見てもらいたい
・多少内容が株主以外にも漏れても問題ない
・アップした動画に競合他社の広告が表示されても許容できる
このような場合、使用しても良いのでは無いかと思います。

逆に、
・あくまでも株主に限定してオンライン株主総会を配信したい
・自社のブランディングにこだわりたい
このような場合はYouTubeなどのSNS型動画プラットフォームはオススメできません。

弊社採用プラットフォームはウェビナー配信プラットフォームをベースにしていますので、
・資料ダウンロード
・質問
・アンケート
・チャット
など、様々な株主とのコミュニケーション機能を使用する事ができます。

弊社採用プラットフォームはじめ、他社の限定配信を前提とした動画配信サービスの多くは、弊社採用のユニークURL方式IDやパスワード等によって限定された視聴者以外配信に参加できないようになっています。
特に、ユニークURL方式はリンクにアクセスするだけで視聴が可能になるので、
IDやパスワードを忘れてしまったり誤入力すると言ったヒューマンエラーが起こりません。

また、YouTubeがサードパティーの提供するダウンロード機能拡張で簡単にダウンロードされてしまうのに対して、弊社採用プラットフォームではストリーミング視聴中に容易にダウンロードできなくなっています
ただし、全ての配信に言える事ですが、視聴画面をキャプチャーする行為は物理的に防ぐことができません。
もちろん、株主様へ事前に転載禁止などの説明を設ける必要はあるかと思いますが、この様な問題の対策として、弊社では、配信画面上にユニークURL個別の識別可能な透かしを挿入します。
キャプチャーされた画面が拡散された場合、どのユニークURLを使用した視聴者から流失したかがわかる仕組みになっており、オプション対応ではありますが技術的に実装可能です。
誰が流出させたかが解析すればわかってしまうので、一定の抑止力にはなるかと考えております。


質問⑨「インターネット回線は、wifiルーターを使ったり、キャリアの4G回線を使ったりすれば良いのでは?」


長年の配信現場での経験上、無線での配信は不安定な要素が大きく、有線LAN接続の場合に比べて事故率がはるかに高い事が証明されていますので、
株主総会のような大事な場面でのリスクは少しでも減らす必要があるとの考えに基づき、
弊社では有線LAN以外での配信はお受けできないこととなっております。



・アテインのオンライン株主総会サービスに関する補足事項


①アテインでは、会場予定場所での回線下見調査もしております(※対象地域のみ)

②スケジュールや予算的にライブ配信が難しい場合は、収録のみを行い、後日オンデマンドにて録画を配信するという方法もご用意しております。
この方法は、ハイブリッド型オンライン株主総会とは言えませんが、会場に出席できなかった株主へのフォローとしては有効です。
前述の通り、何かしら、この状況下で株主に向けて対応したという姿勢が大事になってくると考えますので、ぜひご検討をいただけますと幸いです。

③政府による規制緩和、オンライン株主総会推進とも歩調を合わせ、議決権行使の可能な
ハイブリッド出席型バーチャル株主総会を、安全に行うためのシステム開発も進めています


ご要望に柔軟にお応えして参りますので、ご質問・ご要望などございましたらお気軽にお問い合わせください。


-*--*--*--*-----------------------------­----

アテイン株式会社は、
ライブ配信事業を行っています。
〈URL〉http://www.attainj.co.jp/production/livestreaming.html

企業の大規模イベントから、社内向けライブ配信まで、
幅広くお受けしております。

詳しくは、アテインまでお問い合わせください。
info@attainj.co.jp
--------------------------------*--*--*-­-*---







0 件のコメント:

コメントを投稿